ytv漫才新人賞決定戦で何が? フースーヤが語る舞台裏
2025年3月2日、熱戦が繰り広げられた「ytv漫才新人賞決定戦」。見事優勝を飾ったのは、独特なリズムとハイテンションな漫才で観客を魅了したお笑いコンビ「フースーヤ」でした。
しかし、その舞台裏では、審査員として初登場した霜降り明星・粗品に対するクレームが飛び出すなど、波乱の展開があったようです。今回は、フースーヤが粗品に対して抱いた率直な思い、そして粗品の審査スタイルが大会全体に与えた影響について深掘りしていきます。
フースーヤのクレーム爆発! 「空気がヤバかった! あんたのせいや!」
優勝直後、フースーヤの谷口理さんは、粗品さんのYouTubeチャンネルに出演し、開口一番「今年の『ytv』は空気がヤバかった。あんた(粗品)のせいで!」と強烈なクレームをぶつけました。一体何があったのでしょうか。谷口さんによると、粗品さんが他の審査員が高得点を連発する中で、70点台という厳しい評価を連発したことが、会場全体の緊張感を高めた原因だと指摘しています。
相方の田中ショータイムさんも、「最近の賞レース高得点時代に一石を投じるような審査だった」と粗品さんの審査スタイルを評しました。賞レースの審査員初挑戦で、独自の採点基準を貫いた粗品さんの姿勢は、出場者だけでなく、視聴者にも大きな衝撃を与えたようです。
粗品の厳格審査:愛情と論理に基づいた採点基準
粗品さんは、なぜそこまで厳しい採点をしたのでしょうか。審査後、粗品さんは「面白くない人が優勝しないように」という明確な意図を語っています。従来の「90点台連発」という傾向に流されることなく、自身の基準で冷静かつ論理的に採点を行った結果、厳しい評価になったようです。
もちろん、フースーヤに対しても最高得点となる86点をつけ、その才能を高く評価しています。しかし、その上で「ここを直せばもっと良くなる」という具体的なアドバイスも惜しみませんでした。粗品さんの審査は、単に点数をつけるだけでなく、若手芸人の成長を促すための愛情ある指摘だったと言えるでしょう。
ネット上で炎上!? 粗品ファン(信者)問題とは?
フースーヤが特に問題視したのは、粗品さんのファン、いわゆる「信者」と呼ばれる人たちの過剰な反応でした。谷口さんは、「『俺が言おうとしていたことを粗品さんが言語化してくれた』みたいな声が多すぎる」と指摘し、粗品さんの評価基準が絶対視される風潮に警鐘を鳴らしました。
ネット上では、粗品さんの意見に同調する声が多数上がり、他の芸人に対する批判的なコメントも散見されるようになりました。このような状況に対し、粗品さん自身も「ファンによるマナー違反的な行為については申し訳ない」と謝罪しています。しかし、自身の審査方針については一貫しており、公平性と愛情ある指摘を重視する姿勢は崩していません。
大会全体への影響:緊張感と新たな価値観の芽生え
粗品さんの審査は、大会全体に大きな影響を与えました。審査員として参加したリンゴさんが「粗品君がいることでスタッフ全体がピリピリしていた」と語るように、会場全体が緊張感に包まれたことは間違いありません。しかし、その緊張感は、出演者たちのパフォーマンスを向上させ、より質の高い漫才を生み出す原動力になったとも言えるでしょう。
また、粗品さんの登場は、これまで高得点が当たり前だったお笑い賞レースの採点基準に一石を投じ、審査員や芸人たちに「本当に面白いとは何か」を改めて考えさせるきっかけとなりました。今回の「ytv漫才新人賞決定戦」は、若手芸人たちの登竜門であると同時に、お笑い界全体に新たな価値観を芽生えさせる大会となったと言えるでしょう。
まとめ:フースーヤと粗品、それぞれの挑戦から見えたもの
今回の騒動を通じて、フースーヤは優勝という栄光の裏で感じたプレッシャーや課題を率直に語り、粗品は初の審査員として独自の基準を打ち立てました。それぞれの立場から、お笑い界の現状と未来について真剣に向き合った結果、今回の「ytv漫才新人賞決定戦」は、単なる賞レース以上の意味を持つ大会となりました。
今後も、フースーヤと粗品、そして多くのお笑い芸人たちが、それぞれの個性を活かし、お笑い界を盛り上げていくことを期待しています。彼らの挑戦から、ますます目が離せません!
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